シンポジウムに参加してきました
昨日は奈良NPOセンターさん主催の「避難者の今を考える」シンポジウムに参加してきました。
メインの特別講演として 相馬広域こころのケアセンターの米倉一磨さんが「被災した町で生きる人ともに歩んだ3年」という題目で講演をされました。
主に原発30キロ圏内での精神科病院の避難についてと現在のこの地域での精神科医療保健福祉システムについてお話をしていただきました。
それはそれは大変な状況だったのだと改めて思いました。
お話の中では、「地元の問題を地元で解決しておかないと、災害が起きた時にそれが顕在化する」という言葉が一番心に残りました。
奈良は比較的自然災害の少ないところですが、地元の問題はたくさんあります。防災に力を注ぐことも大事ですが、顕在化されていない地域の問題を少しづつでも解決していくことが、大きな意味での防災対策になるということは、肝に銘じておかないといけないと思いました。
私も奈良の支援団体のひとつである「やまとのだいち」の世話人として少しだけお話をさせていただきました。
地元の市議さんのツイッターのフォローから始まったことが、こうして形になってこれまでで30家族ぐらいのホームステイの利用がありました。
「やまとのだいち」は、専門的なケアの出来る人間が活動しているような団体ではありません(私ができないといけないのですが…)。昨日の話を聞いていて、本当に保養に来られた方と的確な関わり方ができているのかどうかちょっと不安にもなりました。
でも、まあ「やまとのだいち」は、このままの形で続けていきたいと思いました。
奈良県被災者の会というのがありまして、そこの活動をボランティアでされている方が、僕が4年生まで住んでいた所の町内の方だったんです。
人のご縁というものは不思議なものです。
いろいろ学ばさせて頂いております。ありがとうございます。
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